将来性のある仕事は「時代に求められている仕事」と、言い換えることもできるでしょう。今後市場規模の拡大が期待できる、社会からのニーズの増加が期待できる仕事なら、将来性が期待できるわけです。そうなると、将来性のある仕事に就きたい場合にはビジネスシーンはもちろん、社会全般の動向に目を向ける心構えが必要です。
どんな業種が今活況を呈しているのか、各業種は将来に向けてどんな対策や工夫を行っているのか、今後の市場規模の縮小が危惧されている業種は何か。広くアンテナを張って、自分なりに将来性のある業種や職種を予想する意識が必要です。
なぜなら、早い段階で「この業種は将来伸びる」と見越したうえで就職・転職活動をすれば、その分有利になるからです。多くの人達の間で将来性があると見なされた段階で動いたのでは、どうしても競争が激しくなってしまい後手後手にまわってしまいます。
それから、スキルアップへの意識を持つこと。現在のビジネスシーンにおける将来の有無についての判断では「AIに取って代わられる恐れがあるかどうか」が、重要なテーマとなっています。そうなると、基本的に単純な作業ほどAIの進歩によって対応可能になっていくため、AIでは対応できないような高度なスキルを身につけておくことで、将来性のある仕事に就職できるチャンスを確保することができます。単に日々与えられた仕事をこなすだけでなく、自分なりのスキルアップ・キャリアアップのための努力が求められる時代ともいえるのでしょう。